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そもそものゴリガラスとはなにか

「iPhoneの素材はゴリガラス」とはよく言われますが、ゴリガラスってなんですか?
って聞かれてあなたは答えられますか?
私は無理でした。
ので、調べてみましたので以下そのまとめです。
ついでに修理店としての評価も一緒に。

もともとスマートフォンのスクリーンは、プラスチック製のものが多く利用されていました。
しかしながらポケットに鍵などと一緒にスマホを入れた際、スクリーン表面に傷がついてしまったり、学校のグラウンドなど、埃の多い環境で画面に傷がついてしまうことが開発の契機。

強化ガラスの製造方法は大きくわけて二つ。

加熱した後、表面を急激に冷やして表面に圧縮応力層を作って強化ガラスとします。
ガラスの内部密度と外部密度の違いが強度に影響を与えるため、あまり薄いガラスをつくることができず、 軽さと薄さが求められる携帯機器などでの採用には向いていませんでした。

熱処理による製造方法のほか、化学処理による方法があります。
ゴリガラスの製造方法はこちらで、ケミカル系の強化ガラスに分類されます。

この製法では、製造が終わったガラスを、高熱で融解したカリウム塩)に浸して、ガラス表面のナトリウムイオンをカリウムイオンに置き換えます。
カリウムイオンは同じ電荷でもナトリウムイオンより体積が大きいため、ガラス表面の密度が増し圧縮応力となります。

開発したのはコーニングという会社です。
実に160年もの歴史を持つ企業で、時代をガラスとともに歩んできました。
その最初の成長期は1870年代、19世紀の鉄道が普及し始める時でした。
はじめの快挙は鉄道の信号機のレンズの製造です。
エジソンの事業の一つに「信号機」(電気の応用ですね)があったわけなんですが、その情報の伝達手段は今と同じ光の色です。
当時はガラスレンズの精度や視認性があまりよくなく、多数の信号機が立ち並ぶ、線路の切り替え地点などでは常に その誤認識による事故の可能性をはらんでいました。
(今でも西日のきつい交差点などでは信号機の色が「みえない」ときがありますよね。
あるいはガラスそのものが太陽光を反射して緑が電灯の赤よりよく光を通すので信号が赤でも「青にみえてしまう」ため、誤って発信してしまったり。
実際そういう交差点にはよく警察も張り込んでいて、ヒューマンエラーですらないのに信号無視の切符を切られたりしたり。)
その電灯のための高い温度に耐える耐熱性と、透明性を確保するために研究を行い、貢献したのが今、ゴリガラスを製造しているコーニングです。

強化ガラスはコーニングでなければ製造できないわけではありません。
製法そのものは知られているからです。

強化はされているけど割れないわけではない。

強化ガラスは一般ガラスの4倍以上の強度をもちますが、割れないわけではありません。
もちろん薄ければ薄いほど、強化ガラスでもきちんと割れます。

モデル別の割れにくさ(修理屋の所感)

iPhone5C >= iPhone4/4S >>> iPhone5/5S/SE >>> iPhone6s >= iPhone6

おもちゃっぽい外観からあまり人気のなかった5Cですが、実は歴代のiPhoneシリーズの中でかなりの名機でした。
とにかくガラスが割れにくい。
また、割れたパネルを修理をした際にも、ボディがポリカーボネイトなので落下の際のボディのゆがみが残らないため、修理後に、パネルに負担をかけません。

アルミ製ボディでできているiPhone5系は修理の際にボディを削らなければならないことが多いです。
新しいパネルに不要な力が加わらないよう、修理時にボディを研磨します。
これをするかしないかで落としたときの割れやすさに大きな差がでます。

iPhoneの世代が進むごとにガラスの厚みもうすくなっていきます。
最近では「ゴリ」ガラスなどとは呼ばれなくなってきています。
ゴリガラスにも世代があり、2世代、3世代、4世代。。。と進化してはいるのですが、薄さの追求がガラスにも厳しい要求になってしまっているようです。iPhone6は実際、割れやすいです。
最近では修理価格もかなり安くなってきていますが・・・。

結局厚みが必要になってくるということと、衝撃を拡散してくれるシリコン層を持つ強化ガラスシートはガラスの割れ防止にとても役立ちます。
角あてには弱いといわれますが、角あてにはそもそもガラス素材ではなく、フリップケースを使用するほうが現実的です。