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修理のときの携帯キャリアの保証プランはどうする?

JIVEでの修理受付時に、「キャリアの保証プラン、どうしたらいいですか?」と尋ねられることが多々ありますのでご相談件数が最も多いキャリアを例として、2016年3月時点を例にこちらで解説させていただきます。

おことわり:
本記事ではiPhone修理に際しての各キャリア提供の保証プランを総称して「あんしん保証パック」と称しますが特定のキャリアをクローズアップするわけではなく、各キャリアで共通の要素をそれぞれピックアップして取り上げております。従いまして各項目の個々の細則についてはご契約のキャリアにおいては当てはまらない可能性があります。お客様においてはご契約のキャリアや利用約款を直接ご参照ください。

「あんしん保証パック」の修理費用の取り扱い

同プランを適用して修理する場合の流れ:
・Appleの正規サービスプロバイダに持参。(キャリアショップでは修理を受け付けていません。)
・正規修理(交換)料金全額をいったん手出しで支払う。
・修理の証明書をもらう。
・別途、携帯ショップに出向いてあんしん保証パック利用申請を行う。書類を提出。
・適用「開始」(キャッシュバックがある場合はキャッシュバック)

トータルでかかる費用が保険なのに全然安くない

1.あんしん保証パックの費用
あんしん保証パックに2年加入したとします。
月額650円が24か月。
とりあえずこの時点で15600円の負担です。
(一般的な例であり、キャリアによって微妙に金額が異なる場合があります。)

安直に24か月加入で計算すると、実際の加入期間に比べて違いが出るのではないかとお考えかもしれません。
しかしあんしん保証パックを2年契約のうちに「完全に」利用しようとすると色々制限があるのです。
このページで後述しますが、それを見ていただけると24か月加入するものとして計算しても妥当なのがおわかりいただけるはずです。

2.正規サービスショップで支払う修理代金
iPhone6の場合で37584円。iPhone6plusで41904円。
あんしん保証パックでカバーされるのが80%として7516円~は保険料に加えての依頼者の直接の負担になります。
(全額補償ではないのです。)
この時点の「避けられない負担額」の合計額は23116円。
「保険」に入っているはずですが、その保険を利用してもこの金額が修理における公式に用意された実質負担金額となります。

ちなみに当店のiPhone6の画面割れの修理料金(iPhone6の修理メニューのうち最も高い項目)は、 ¥7000- 円です。
一括であっても手出し金額の時点でかかる費用はあんしんパック料金を全て除外しても正規修理の30%以下。
(当店ではクレジット払いが利用可能ですのでカード発行会社で分割設定すれば月々の負担はもっと軽くなります。)

ここまでの要点:
・キャリアに関わらずあんしん保証パックそのものの料金の合計額が負担。
・修理金額が100%カバーされるわけではない。
・正規の修理料金全額を一旦、「手出し」しなければならない。
修理費用が23116円以下ならば、修理ショップで対応したほうが安く、キャリアの保証プランは不要。
(ちなみに当店に23116円を超える修理メニューは5月2日時点でありません。)

修理費用のキャッシュバックの方式と制限

保証パックの料金を支払い、正規の修理料金を支払い、証明書を受け取り、キャリアショップにいって申請が無事完了したとします。
ようやく保証の適用開始。
しかしここにも制限があります。

制限1:再修理の制限
保証適用開始となった後一定期間(5か月など)の間に再び破損した場合、全額自己負担。
あんしん保証パックの料金を支払い続けていてもです。

制限2:特定の項目と通算しての相殺が適用されない
原則として、「基本料」「通信料」などサービス対価は相殺対象ですが、 「機種購入代金」は対象外です。
また、一般に機種購入代金を実質0円にするなどのための「月々割」 などは基本料や通信料を割り引くものなので、「基本料+通信料」-「月々割」の残額が最大の相殺範囲となるため高額の購入機種である場合、相殺の効果をあまり実感できないかもしれません。(金額そのものに違いが出るわけではありませんが、主観的な問題で。)
ざっくり言えば月額5000円程度の相殺になるので、iPhone6の場合で保証パックのカバレッジが27000円少々になるので相殺完了まで5か月前後かかることになります。

制限3:利用料金と相殺されている途中で回線を解約すると、残額は保証されない。
これがえげつない。
相殺期間中に解約やMNPすると残額は相殺できないのでそこで返金は打ち切りになります。 ちなみに普通は窓口でこの状況は説明されません。約款を渡されて普通は終わりです。
説明されるのは「端末購入時しか加入できませんよ。」という勧めだけ。
2年契約のうち後半の6か月以内に破損すると損が膨らみます。
しかし、保証パックの相殺期間を満額消化できる、契約前期の1年半の時点で既に(故障しようとしなかろうと)11700円は支払済みなんです・・・。
これ確率からいってどう思いますか?
ズバリ4分の1の契約期間の範囲で故障すると満額相殺にならないのです。
期待値的なことを考慮するとカバレッジ80%は嘘っぱちです。。。

「何をいっているんだ。2年以上契約するかもしれないじゃないか。」
ごもっともです。
しかしiPhoneはほとんど毎年のように新しいモデルがでます。
Appleの収益構造が所持によるキャッシュフローではなく購入によるインカムである以上新しいモデルを出し続けないといけないためです。
そして新しいモデルの発表は各キャリアにとって純増をなんとか狙うための、契約行動を誘うためのよいキッカケになるため、各社ともに更新月の人にとって魅力的に見える契約プランを提示します。
「新しいモデルが実質ゼロ円ですよ。その古いモデルを持ち続けても、機種変更しても月々の支払総額は変わらないわけですが、どうしますか?」と。
これに抗って古いモデルを持ち続ける人がいったいどの程度いるのでしょうか。
(転送量制限のない3G回線を使うために4系をあえて所持し続けるなどは例外中の例外ですが)

いったい何人がこれらの保証プランで最適な契約行動がとれるのか

このように複雑な免責状況がいくつもある「あんしん」を高額で買うためにどのくらいのエネルギーが必要なのでしょう。
(ちなみにこの記事かくのに4時間かかりました)
そしてそのエネルギーに見合ったメリットが見いだせるのなら、あんしん保障パックは「胸をはって」おすすめできます。

話をシンプルにしましょう。
当店で修理をする!という前提で、2年間の契約期間中、1回、iPhoneのガラスを割るとします。
(2回目以上の場合は2年間の契約期間で保証適用で満額相殺になる可能性は普通に使っていればほとんどゼロなので比較する意味がないので考慮しません。)
この記事を閲覧いただいている時点で、
iPhone6パネル修理:¥7000-円。
一か月あたりの負担になおすと、
¥291-円となります。(税別)
そしてこの料金は最も高額な修理費用となるパネル修理の場合の料金。
バッテリー交換や充電不良などの修理は「これよりはるかに」お安いです。

ご参考:
ガラス割れ修理の料金表
iPhone6の修理料金表
iPhone5sの修理料金表